最新ニュース : ハーフ芸人でも英語が…ぶらっくさむらいは米国で強盗被害2度- |

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https://www.youtube.com/watch?v=ccPRbqJldjo

カメルーン人の父と日本人の母の間に生まれたハーフ芸人、ぶらっくさむらいさん(37)。日本生まれの日本育ちで、英語は全くしゃべれずに育ち、留学した米国では強盗に遭うわ、帰国後はバイトの面接で落とされるわ。ハーフ芸人ならではの苦労を、陽気に語ってくれた。 ◇  ◇  ◇ 母は若い頃から女一人で世界中を回っていて、イタリアでカメルーン人の父と出会って恋に落ちた。結婚はせず、日本で生まれたのがボク。2歳の時にイタリアに連れていかれ、父親に1度だけ会ってるらしいけど、覚えていない。ボクは生まれも育ちも、ずっと日本なんですよ~。 芸人になってからは吹っ切れて、自分を笑いのネタにできるけど、生まれ育った名古屋にいた若い頃は、道を歩いてると幼稚園児に「かりんとう!」と指さされたり、つらいことはありましたね~。居酒屋に入ると何も頼んでないのにテキーラ持ってこられたり。 見た目から英語がしゃべれないと困るので、最初に駅前留学のNOVAに通った。他の生徒に先生だと思われたけど。日本人の先生に英語教わってた。ふつうにbe動詞から習いましたよ。 それから肉体労働で貯めた200万円で、24歳にして米国に語学留学。向こうの黒人は僕を見て「ヘイ、ブラザー。ホエア・ユー・フロム?」とか、話しかけてくる。ボクが「ジャパン」と答えると「つまんないこと言うなよ」と、ボケだと思われて叱られる! 英語が話せない日本人だと信じてもらえない時が結構ありましたよ。日本に居場所がなくて飛び出したのに、米国にも居場所がなくて(笑い)。■面接前に「ボク、黒人なんですけど」と… 米国では2回、強盗に遭ってる。1回はお金をどうしても渡したくなくて抵抗すると、強盗が「マジで出さないと殺すぞ」とか英語ですごんできた。日本語で「分からない! 英語、分からない!」と叫んだら、“謎の黒人が日本語しゃべってる!”とパニックになって逃げた。カタコトの英語しか話せなくて助かったのかも。 日本に戻ってからいろいろなバイトしましたけど、落とされることもあったね~。本名が“たけうち・ごう”ってモロ日本人だから、電話で「面接に行きます」って言い、面接に行って履歴書出した瞬間に「え!」って顔される。向こうは「たけうち君が来る」と思ってますから(笑い)。 ある焼き肉屋の面接ではドアを開けた瞬間「ギャー!」ってバイトの女子に悲鳴を上げられた。今考えたらひどい話ですよ。その時はラッパーみたいな格好してたから印象もよくなかったかも(笑い)。