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最新ニュース : 石井ふく子さん、赤木春恵さんを「どの業界でもママと呼んでいたのは赤木ママだけ」と悼む- 記事詳細｜ １１月２９日に心不全のため亡くなった女優の赤木春恵（あかぎ・はるえ、本名・小田章子＝おだ・あやこ）さん（享年９４）の通夜が３日、東京・杉並区の築地本願寺和田堀廟所で営まれ、約７００人が参列した。ＴＢＳ系「渡る世間は鬼ばかり」などでタッグを組んだ石井ふく子プロデューサー（９２）は「どの業界でもママと呼んでいたのは赤木ママだけ」と悼んだ。 今回、葬儀委員長を務める石井さんが赤木さんに出会ったのは６０年近く前。女優・森光子さん（１２年死去、享年９２）に紹介されたといい、「思わず赤木さんに『ママ』と呼んじゃったんです。そしたら、赤木さんは『はい』って言ってくださり、それからママと呼ばせていただいた」と懐かしそうに振り返った。 「渡鬼」で嫁をいびる姑（しゅうとめ）役を担当。「相当セリフが長かったですが、リハーサルでは全てきちっと入っていた。酔っぱらいのシーンが上手で、普段お酒を飲まないのにどうしてそんな風にできるのか聞いたところ、『年中見ているから覚えている』と言っていた」。女優魂を感じる一方で、素顔は「優しい方」と真逆。「お孫さんの運動会に行かれた時、『おばあちゃん怖いよ』と言われたようで、しょんぼりしていた」と明かした。 最後に会ったのは１年以上前。「まだまだ別れると思っていなかったからそんなにしゃべらなかった」という。「渡鬼」のスペシャル番組の出演も断られたといい、「ママがいないと何か違う。スペシャルに出られないということでさみしいと思っていた」。 この日、穏やかな笑みを浮かべている遺影を前にし、「『ママ、ママ、ママ』って言いました。それでもこっちをむいてくれない。さらに『ママ』と呼んだら、ふっと写真が『何？』って言ってくれたように私には見えた」としのんだ。石井さんは４日に行われる葬儀・告別式で弔辞を読む。
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