女優の蒼井優（３３）がヒロインを務める映画「斬、」が先月公開され、ベネチア国際映画祭をはじめとする数々の映画祭で高評価を受けた。この演技派女優は、今月６日から東京・新国立劇場で２時間半を超える３人芝居「スカイライト」に挑んでいる。どうやら「斬、」の成功を受けて海外の複数のエージェントから出演オファーが届いているようだ。
そんな蒼井と新恋人のツーショットを狙って、芸能マスコミが続々と新国立劇場に集結しているという。新国立劇場（小劇場）に出演する役者の送迎は、通常、甲州街道側のメインエントランス下の地下１階の楽屋口で行われる。しかし、蒼井クラスの人気女優になると、手荷物だけ先に送迎車に乗せ、その車が新国立劇場付近に怪しい張り込み車がないかどうかをくまなくチェックした後に、こっそり別の出口から“脱出”する。「スカイライト」の公演は１２月２４日まで続くので、今まさに蒼井とマスコミの攻防戦が繰り広げられていることだろう。
蒼井の新恋人と目されているのは、「スカイライト」で共演中の若手俳優・葉山奨之（２２）だ。連続ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」（ＴＢＳ系）で注目された。小栗旬、田中圭、坂口健太郎、綾野剛ら売れっ子の役者をたくさん抱える「トライストーン・エンタテイメント」の所属だ。
もっとも、蒼井は２年前に、映画「アズミ・ハルコは行方不明」で共演したシンガー・ソングライター石崎ひゅーい（３４）との熱愛を女性誌に報じられた。その後、２人がどうなったのかといえば、「すでに関係を清算したのではないか」というのが音楽関係者の見立てだ。
実際、私が蒼井の周辺を取材してみても、関係清算を裏付けるような情報ばかり。交際発覚直後、２人が度々目撃された代官山のレンタルビデオ店では、石崎が蒼井とは別の女性と談笑している姿が目撃された。また先日、横浜アリーナで行われた山下智久のコンサートでも、石崎がエスコートしていたのは蒼井とは違う女性だったという。
それにしても、石崎との破局がまだハッキリしていない段階なのに、芸能マスコミはなぜ、蒼井と葉山の関係を疑っているのか。それは、蒼井が“共演者キラー”だからだ。
過去に蒼井はＶ６の岡田准一、大森南朋、鈴木浩介、堤真一、三浦春馬らとの交際を報じられてきたが、相手はいずれもドラマや舞台の共演者。ある芸能プロの幹部は「彼女は役に入り込むあまり、共演者を本気で好きになってしまうんだろうね」と、蒼井の性格について分析してくれた。確かに、芸能界を見渡しても蒼井ほどの“恋多き女”を私は知らない。
新年のスポーツ紙の１面には“蒼井優に新恋人発覚”の見出しが躍るのだろうか。
（芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄）
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