日本 ニュース:日本人女性が遺体で発見 男の単独による犯行か

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カナダのバンクーバーで行方が分からなくなっていた30歳の日本人女性が遺体で見つかり、48歳の男が逮捕された事件で、警察は、男の単独による犯行と見て詳しいいきさつを捜査するとともに、女性が死亡した原因の特定を急ぐ方針です。
語学留学のために訪れていたカナダのバンクーバーで先月上旬から行方が分からなくなっていた青森県出身の古川夏好さん(30)について、現地の警察が行方を捜した結果、先月28日、バンクーバー市内の空き家になっている住宅で古川さんが遺体で見つかりました。
警察は、市内に設置された監視カメラに古川さんと一緒に映っていたウィリアム・シュナイダー容疑者(48)を逮捕しました。
警察は、シュナイダー容疑者について、詳しい容疑などを明らかにしていません。
一方で、記者会見を行った現地警察の責任者は、現時点でほかに事件に関与した人物はいないとの見方を示し、警察は、シュナイダー容疑者の単独による犯行と見て捜査しています。
また、警察は、週明けにも遺体を詳しく調べる方針で、古川さんが死亡した原因の特定を進め事件の詳しいいきさつを調べています。
母親「信じることができません」
古川夏好さんの母親の恵美子さん(57)は「きのう、遺体で見つかったという連絡をもらいましたが、いまだに信じることができません。娘は家族思いの優しい子で、先月も私の体調を気遣うメッセージを送ってくれました。できるだけ早くカナダに迎えに行きたい」と話していました。
知人女性「かわいそうだという気持ちでいっぱい」
小中学校時代の古川さんをよく知る青森県平川市の48歳の女性は「年下の子どもたちの面倒をよく見て、勉強も部活もできるいい子でした。亡くなってしまい、かわいそうだという気持ちでいっぱいです」と話していました。
同級生の父親「残念で悔しい」
長男が古川さんと小中学校の同級生だったという青森県平川市の58歳の男性は「夏好さんは、とても頭がよくまじめでおとなしい印象でした。なんとか無事で見つかってほしいと思っていましたが、残念で悔しいです」と話していました。