【話題速報】大隅良典氏、ノーベル賞に感無量「この上なく名誉」

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【話題速報】大隅良典氏、ノーベル賞に感無量「この上なく名誉」

引用先:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161003-00000162-nksports-soci

 ノーベル医学生理学賞を受賞した大隅良典・東京工大栄誉教授(71)が3日、同大で会見を開いた。大隅氏は冒頭で「研究者としては、この上なく名誉なこと。ノーベル賞には格別の重さを感じております」とあいさつした。

 大隅氏は76年に、出芽酵母で細胞増殖の制御機能に関する研究を始め、88年に細胞が自分のタンパク質を分解してリサイクルする「オートファジー(自食作用)」と呼ばれる仕組みを解明。細胞内のリサイクリング機能の証明につながった。がんや神経変性疾患、加齢による病気などを治療する医療への応用が期待されるが、同氏は「1つだけ強調したいことは、必ずしもがんにつながるとか、余命(の延長)につながると確信して研究を始めたわけではない。基礎研究を、そうご理解いただければ」と、基礎研究の継続が今回の栄冠につながったこと、基礎研究の重要性を強調した。

 大隅氏は、妻も研究者だと明かした上で「(妻は)研究をともにしてくれた研究仲間。(自分は)いい家庭人とは言えないかもしれないが、ずっと変わらず支えてくれたことに関して、本当にありがたい」と感謝した。