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5月20日に開催された世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王座決定戦(東京・有明コロシアム)で、ロンドン五輪金メダリストの村田諒太が同級1位のアッサン・エンダム(フランス)に1-2の判定で破れた結果を受け、WBAのヒルベルト・メンドサ会長が再戦を指示した。21日にWBA公式サイトが明らかにした。
村田はこの試合でプロ転向後初めて黒星を喫し、王座獲得に失敗している。
■パンチの数を重視する「手数派」のジャッジが多勢だった?
試合では、村田が4回で相手のダウンを奪うなど優勢とみられていた。アメリカ人のジャッジ・カイズは7ポイント差で村田を支持したが、パナマ人のジャッジ・パディリアが5ポイント差、カナダ人のジャッジ・アールが3ポイント差でともにエンダムの勝ちと判定した。
朝日新聞デジタルによると、ボクシングのジャッジは、試合中のパンチ数を重視する「手数派」と、相手にダメージを与えたパンチを重視する「有効打派」に大きく分けられる。今回の試合ではジャッジ2名が手数派だったため、エンダムの判定勝ちになったとみられる。
判定が発表された直後は、試合展開と結果のギャップに対し、村田の勝利を確信していたファンからは怒声が飛ぶほどの騒ぎとなった。
この結果を受け、メンドサ会長は21日、自身のTwitterを更新。自身がつけた採点表を公表し、7ポイント差で村田の勝ちを支持した上で、「direct rematch(再戦)」を要求するとコメントした。
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