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【速報】錦織 善戦するもアウェー戦に屈する、大会初4強逃す<男子テニス>
全仏オープン
テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は2日、男子シングルス準々決勝が行われ、四大大会初優勝を狙っていた第5シードの錦織圭(日本)は、これまで通算対戦成績で相性の良かった第14シードの地元JW・ツォンガ(フランス)に1-6, 4-6, 6-4, 6-3, 3-6のフルセットの末に敗れ、大会初、さらにグランドスラム2度目のベスト4進出とはならなかった。また、今回の準々決勝は錦織にとってアウェー戦となった。
地元ツォンガに熱い声援が集まる中、緊張からか身体の硬さが見られた錦織は、第1セットの第2ゲームでブレークを許してしまう。この流れを変えることが出来ず、1ブレーク返すも自身のサービスゲームすらキープ出来ずにこのセットをゲームカウント1-6で落とす。
第2セットの第3ゲームで、この試合初めてサービスゲームをキープした錦織だったが、これまでのプレーとは明らかに異なり、好調だったフォアハンド、バックハンドのミスが増え、ファーストサービスの調子も上がらなかった。
しかし、第2セットの中盤から徐々に調子を戻してきた錦織のウィナーが決まり始める。そして、勝ち急いでミスを連発するツォンガの隙をついて2セットダウンから2セットを奪い返し、勝敗をファイナルセットへと持ち込む。
ファイナルセットに入ると、息を吹き返したツォンガの猛攻で、錦織は試合の主導権をツォンガに奪われてしまい、2セットダウンからの大逆転勝利とはならなかった。
第2セットの第7ゲームを終えた時点で、強風により看板が落ちるアクシデントが起きて、一時中断となるハプニングがあった。
今回が6度目で、錦織はツォンガとの対戦成績を4勝2敗とした。
今大会で錦織は、ツォンガ戦までは1セットも落とさない安定したプレーで順当に勝ち上がってきていたが、準々決勝では地元の大声援を受け勢いのあるツォンガとのアウェー戦をものに出来ず、ベスト4を前に姿を消した。
今季のクレーコートシーズンで錦織は、バルセロナ大会でクレー初2連覇、昨年準優勝のマドリッド・マスターズでは、好調A・マレー(英国)に敗れるもベスト4進出。そしてローマ・マスターズでは王者N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるも善戦を繰り広げていた。
今年は昨年より良い状態で全仏オープンを迎えていたが、グランドスラム初のタイトル獲得は次回に持ち越しとなった。
勝利したツォンガは、過去の全仏オープンで2013年にR・フェデラー(スイス)を破ってベスト4進出を果たしており、今回は4回戦で第4シードのT・ベルディヒ(チェコ共和国)、準々決勝で第5シードの錦織と上位シードを撃破して2年ぶり2度目の4強入りを果たした。
ツォンガは準決勝で第8シードのS・ワウリンカ(スイス)と対戦する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150603-00010006-tennisnet-spo より引用
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