福島県の1週間のニュースを振り返りました。(福島15/06/13)

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福島県の1週間のニュースを振り返りました。

8日、南会津町で廃業した温泉旅館と近くの川から、80代の経営者と息子の遺体が、相次いで見つかった。
旅館はひっそりと静まり返っていて、遺体は、建物の中の冷凍庫から発見されたという。
捜査関係者によると、5月、旅館の業務用冷凍庫の中に男性の遺体があるのを、警察官が発見した。
一方、近くの川では、2015年4月、白骨化した息子の遺体が見つかった。
近所の住民は「(遺体は)釣り客が発見したらしい。あんまり、近所とのつきあいとかもなかった」と話した。
警察では、息子が病死した父親の遺体を数年間冷凍庫に放置し、その後、川で死亡したとみている。

9日、白河市で上下線の線路を仕切る鉄製の棒100本が引き抜かれる事件があった。
抜き取られた鉄製の棒は、JRの作業員が回収作業を行ったが、線路脇から次々と見つかった。
線路では、880メートルの区間でロープが切断され、棒が引き抜かれていた。
事件との関連は不明だが、県外では、一部の鉄道ファンが、列車の撮影の邪魔になるとして棒を抜いてしまう事件が起きている。
近所の人は「わたしも鉄道好きですけど、残念です。やってはいけないこと」と話した。
警察が捜査を進めている。

10日、収穫期を前に、福島のモモの木に異変が起きていた。
国見町でモモを育てる竹田茂義さんは、全国的に猛威を振るう「モモせん孔細菌病」に頭を悩ませている。
「モモせん孔細菌病」は、細菌が引き起こすモモ特有の病気で、蔓延すると、大切な実に斑点ができてしまうため、商品価値がなくなってしまう。
モモ農家の竹田さんは「広がらないでほしい。重病な病気と聞くんですけどね」と話した。

11日、美容関係の免許がないのに違法に施術を行っていたとして、エステサロンを経営する親子が逮捕された。
化粧品販売やエステなどを行っていたこの店では、美容師や医師免許がないにもかかわらず、まつげパーマなどの施術を行っていたという。
福島市の佐藤圭子容疑者(73)と、長女の京子容疑者(51)は、女性客に対し、医師免許がないのに、眉毛などに針で色素を注入する「アートメーク」と呼ばれる医療行為を違法に行うなどした疑いが持たれている。
施術を実際に行っていたのは、長女の京子容疑者とみられ、「資格が必要とは知らなかった」などと供述しているという。

12日、政府が、福島代1原発事故からの新たな復興指針を閣議決定した。
新たな指針では、「居住制限区域」と「避難指示解除準備区域」について、遅くとも2017年の3月までに避難指示を解除できるよう、除染などの加速化に取り組むとしている。
そのうえで、精神的損害賠償は、解除の時期にかかわらず、2018年の3月分まで支払いを続け、住民の生活を支援するとしている。
内堀雅雄知事は「1番ポイントになるのは、住民の皆さんが、安全に、安心して帰れる状況を、2年間でつくり出せるのかということになる」と話した。

11日、郡山市の逢瀬公園でオオムラサキが羽化した。
6月下旬までに、300匹近くが羽化する見通し。