<なでしこ速報>新布陣的中!カメルーンに2-1で辛勝、決勝T進出。
THE PAGE 6月13日(土)12時52分配信
.決勝トーナメント進出を決めたなでしこジャパン(写真:USA TODAY Sports/アフロ)
女子ワールドカップのグループCの1次リーグ第2戦、日本対カメルーンが13日(現地時間12日)、カナダ・バンクーバーのBCプレイススタジアムで行われ、日本は2-1で辛勝。勝ち点の合計を「6」として2位以内が確定、決勝トーナメント進出を決めた。入れ替えた5人のメンバーが機能。特に前半はサイド攻撃を重視した戦略が的中した。後半は、カメルーンのスピードと、個人技に苦しみ防戦一方となり、終了間際に1点を返され、佐々木監督は、試合後に「いつも、ハラハラドキドキさせてすみません」とコメントした。グループリーグの1位突破をかけて16日にウィニベグに場所を移してエクアドル戦と対戦する。
. これが2015年型なでしこの奥深さか。イエローのセカンドジャージを身につけた日本は、初戦のスイス戦の先発メンバーから5人を入れ替えた。レジェンド、澤をスタメンから外して、宮間をボランチの位置に下げて、宮間が初戦で務めた左サイドハーフのポジションに本来はサイドバックの鮫島、右サイドハーフには、川澄を置いた。佐々木監督は「サイドからの攻撃がキーポイントとなる」と戦術の狙いを説明していた。
ツートップ、大儀見のコンビには、不運な骨折で離脱した安藤に替えて、W杯初先発となる菅澤を送り込んだ。またGKにも長身の山根に替えベテランの海堀を起用した。こちらは、エクアドル戦で6点を奪ったカメルーンのカウンター攻撃に対するリスクケアだ。
佐々木采配がズバリと当たった。
右サイドの川澄、菅澤、近藤の連携ラインが、序盤からカメルーンディフェンスを何度も切り裂いていく。 前半6分、右サイドの川澄がグランダーで入れたクロスを中央を走りこんできた大儀見が、ディフェンスを引き連れて、スルー。そこに左から走りこんできた鮫島が先制ゴールを冷静に押し込んだ。
さらに17分。今度はサインプレーだった。左のコーナーキックから、宮間は、ショートコーナー。一度、鮫島に預けて、返ってきたボールを落ち着いてファーサイドに絶妙のクロスを上げた。そこに前線に張っていた菅澤が、ジャンプ一番、ヘッドで合わせて2点目を叩き込んだ。
ディフェンスも懸命に守る。22分、中盤からスルーパスを出され裏を抜け出たエンガナムイと海堀が1対1となってしまったが、これを海堀が好セーブ。25分過ぎには、右サイドを再び、身体能力の高いエンガナムイにドリブルで突破されるが、宇津木と、ディフェンスに戻ってきた鮫島が2人でカバーしてシュートは打たせない。40分には、また“女エトー”の異名を持つエンガナムイにペナルティエリア内でボールをキープされ、ゴール正面に構えていたヌゴノマニにパスを通されたが、シュートは幸運にも右へそれた。スピードに翻弄されて、苦しい時間帯が続く。いずれも中盤でボールを奪われてのカウンタープレーからのピンチだ。
佐々木監督は、「攻守の切り替え。特に攻から守への切り替えが大事になる」とカウンター攻撃を警戒していた。最後の一線は許さないが、ピンチの芽はつめないでいる。
用:Yahooニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150613-00000001-wordleafs-socc&p=1
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