2011.3.11 東日本大震災 緊急地震速報と津波警報 / 地震波の到達シミュレーション Japanese earthquake

防災教育にお使いください。
2011年3月11日 14時46分18.1秒に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)では、3つの大きな破壊が生じました。
地震は、点で起こるのではなく、「震源」と呼ばれる破壊開始点から壊れ始め、面が壊れていきます。
画像では分かりやすいように、3つの破壊開始点からの地震波を表示しています。

s波(赤の円)を3.1km/sとしてシミュレーションしていますが、実際のs波スピードは3.7〜4km/sほどになります。
今回はs波の中でも、エネルギーが強い波のスピードで表示しています。

円は、標高0メートルにおける地震波の到達ポイントです。
また、表示には各地盤における固有の伝播速度などは考慮していません。

3.11で緊急地震速報は、地震波を検知してから8.6秒後に発表されました。
沖合で発生した地震のため、p波を検知してからs波が到達するまでに猶予がありましたが、首都直下地震の場合には通用しない事を肝に銘じておかなければなりません。

音声は、NHKと日本テレビの音声ですので、著作権は両局にあります。消去命令を受けた場合、音声を削除しますので、その際はご了承ください。

テレビの音声は、アナウンサーが実際にアナウンスしている時間に合わせています。
視聴者がテレビ(地デジ)で視聴できるのは、この2.5秒後程度、後になります。
ワンセグだと、4秒程遅れます。

エリアメールは、宮城県大崎市の場合、緊急地震速報が提供されてから6.7秒後に着信しました。

気象庁
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/2011_03_11_tohoku/

地震発生時のテレビ報道
https://youtu.be/VP7NvBFjoPI?list=PLtG8oBkCgHlRLetM8AlCGfTGPvKHeRXR2

朝日新聞 2011年7月13日
地デジの緊急地震速報、「2秒遅れ」解消せぬまま移行へ
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201107120763.html