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日本ハムは29日、「豚の免疫機能を顕著に高める」として開発した家畜飼料用の乳酸菌について、
実際には効果がないことを知りながら特許を取得していたと発表した。
既に特許取り下げの手続きを開始した。乳酸菌は豚の腸内菌から抽出したもので、
安全上の問題はないという。
この乳酸菌は、同社中央研究所(茨城県つくば市)が開発。
ライセンス契約した製薬会社が、麦などと混ぜて使う粉末状の飼料として販売している。
日本ハムは2009年3月、免疫機能を通常の3倍ほど高めるとして特許を申請した。
その後、データの誤りが判明したものの研究所の所長は特許の取り下げなど適切な対応をせず、
10年8月に特許登録された。
日本ハムは09年4月、豚用飼料を製造販売する製薬会社とライセンス契約を結び、
これまでに2268万円のライセンス料を受け取っていた。
今年3月、内部通報があり発覚した。
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