速報 フランス南東部でドイツの旅客機が墜落

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日本時間の24日午後7時ごろ、フランス南東部のアルプス山脈沿いの地域に乗客乗員150人を乗せたドイツの格安航空会社の旅客機が墜落しました。

墜落したのは、スペインのバルセロナからドイツのデュッセルドルフに向かっていたドイツの格安航空会社「ジャーマンウィングス」9525便のエアバスA320型機です。「ジャーマンウィングス」によりますと、旅客機には乗客144人、乗員6人の合わせて150人が搭乗していたということです。
フランスのメディアは航空当局の話として、現地時間の24日午前10時47分(日本時間の24日午後6時47分)に旅客機から異常を知らせる連絡があり、その後、消息を絶ったと伝えています。フランス首相府は、旅客機はフランス南東部のアルプス山脈沿いの地域にあるアルプドオートプロバンス県のメオランルベルに墜落したとしています。
フランスのオランド大統領は、日本時間の午後8時すぎテレビを通じて談話を発表し、旅客機が墜落したことを確認したうえで、「詳しい状況はまだ分からないが、乗客乗員の安否については極めて厳しいとみている」と述べました。オランド大統領は、旅客機が墜落した状況などについて調査中で、現地にはカズヌーブ内相が向かっているとしています。
フランスの日本大使館によりますと、これまでのところ旅客機の乗客に日本人が含まれているという情報は入っていないということですが、現地の警察に問い合わせるなどして確認しています。
ジャーマンウィングス社は、ドイツ大手のルフトハンザ航空系列の格安航空会社で、ドイツの国内線のほかヨーロッパの主要都市など合わせて110か所以上で就航し、ほかの会社と提携してアジアや中東でも運航しています。